01 ミッションとNessum通信活用の背景
ミッション・ゼロ® 「インターネットが利用できない場所をゼロにする」
この理念を掲げ、日本総合技術株式会社は電設分野における通信課題の解決に挑戦しています。IoTやクラウド、SaaSはすべてインターネットを必要としています。Nessumの通信技術を利用することで、あらゆる場所で通信を提供し、多くの社会課題の解決を行います。
同社は2025年12月にNessumアライアンスに入会。Nessum電力通信技術(以下、Nessum通信)を活用した実証環境を構築し、7階建てビル1棟を丸ごと活用して検証を実施。エレベーターや分電盤を含む多様な設備で、Nessum通信の可能性を幅広く確認しています。
Nessumとは
- 電力線通信(旧HD-PLC)から進化した通信技術
- 国際標準規格 IEEE 1901-2020 準拠
- 電力線・同軸・専用線などあらゆる線に対応
- 配線工事不要でネットワーク構築が可能
- Nessumアライアンス(パナソニックHD主導)が普及推進
JTTが選んだ理由
- 既存の電力線をそのまま通信回線として活用
- 配線・配管工事が一切不要で短期導入が可能
- 壁や障害物の多い現場で通信の死角を解消
- 分電盤に組み込むことで設備DXを加速
- エレベーター・地下・高所など難環境にも対応
02 7階建てビル実証環境の構成と特徴
JTTは7階建てビルを丸ごと活用した実証環境を構築し、現場での運用ノウハウを蓄積しています。
実証環境の構成
上位バックボーン通信(縦繋がり)
- G.hn規格でVDSL・同軸・光回線を活用
- 階をまたいだ縦方向の通信を確立
- 建物全体をカバーする基幹ネットワーク
分電盤配下通信(横繋がり)
- Nessum通信を活用してラストワンマイルをカバー
- NessumアダプターのIPアドレス付与機能を活用
- コントローラーからの状態監視・制御を実現
- 通信の死角を解消
実証環境の特徴
- ビル全体でのNessum通信試験を実施
- エレベーター内でも通信可能なことを確認
- Nessumアダプター搭載分電盤の試作品を開発
縦のバックボーン通信と、分電盤配下のNessum通信(横繋がり)の組み合わせでビル全体をカバー
04 導入事例
Nessum通信を活用した実案件の実績が積み上がっています。
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運輸会社案件
17台の監視カメラをNessum通信で導入。配線工事なしに広範囲の映像監視を実現。
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大手ゼネコン案件
建設現場でのNessum通信導入。工事現場のDXに貢献し、通信環境の構築を短期で実現。
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スターリンク連携
スターリンク回線を分電盤経由でWi-Fiアクセスポイントなどへ分配。衛星回線と電力線通信の融合。